初等部断熱改修『木のぬくもり寄付』
一人ひとりの、幸せな子ども時代を願って
初等部園長・校長 中村 博
2025年度、桐朋学園初等部は、創立70周年を迎えました。創立当初から一貫して、「原点に子どもを」おいて保育・教育をすすめてきました。そのような歩みを続けてこられたのは、子どもたち、保護者の方、教職員のたゆまぬ支援や実践創造の力であると確信しています。
創立70周年を機に、私たちの保育、教育を見つめ、今後目指すものを話し合いました。気候変動が進み、酷暑が長く、心地よく過ごせる時期が短くなっています。私たちは、これからの『地球』、『未来』のことを考え、人権を尊重し、お互いのちがいを認め合いながら、共に生きていくこと、一人ひとりが民主的な対話を通じて平和を希求することを大切にします。
そうした願いの実現の一歩として、2026年、「未来の初等部を自分たちでつくる」ことを目的に、断熱改修、省エネルギー化、私たちを育む多摩地域の木材による木のぬくもり美化をすすめます。断熱ワークショップや子どもたちと行う作業も計画し、自分たちの校舎を自分たちの手でつくる取り組みもします。また、この取り組みを発信し、日本の学校施設の断熱環境改善にもつなげ、子どもたちが少しでも快適に過ごせるよう社会に働きかけます。
2027年度も、『未来の初等部を自分たちでつくる』取り組みを進めます。断熱改修、木のぬくもり美化にかかわる資金については、在園・在校生の保護者の皆さま、卒業生やその保護者の皆さまのお力をお借りしたいと考えています。
2026年7月から2028年3月(2027年度末)までの期間、桐朋幼稚園、桐朋小学校へのご寄付は、すべて初等部断熱改修工事に使用させていただきます。時節柄まことに恐縮ですが、私どもの志をご理解の上、格別のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
>木のぬくもりパンフレット(PDF)
未来につながる学びの場づくり
もしかしたら、「改修」という選択は、効率だけを考えれば遠回りに見えるかもしれません。しかし初等部は、気候変動による生活への影響を少しでも小さくする方法を学びながら、私たち自身も手を動かし、大切な園舎・校舎をさらに活かしていくことを選びました。
近年は学校施設の長寿命化も求められており、既存の校舎を大切に使い続けることには大きな意義があります。今回の断熱改修や木質化は、子どもたちがより快適に過ごすための環境整備であると同時に、環境や資源を大切にする姿勢を次世代へつなぐ取り組みでもあります。
この事業は、これから地球市民として生きていく子どもたちへのメッセージも込められています。未来を担う子どもたちとともに、持続可能な社会について考え、行動していく初等部でありたいと願っています。
初等部断熱改修で実現させたいこと
第1期(2026年夏)高学年校舎3階、図書室、幼稚園保育室などの改修
第2期(2027年夏)天井からの熱の影響を受けやすい低学年校舎2階6教室の改修を目指します
小学校の「顔」、図書室を快適に
- ・内窓設置
木製の内窓で、熱伝導率を下げ、省エネルギーを実現 - ・壁の漆喰塗装
優れた調湿・脱臭効果を発揮する自然素材(卵漆喰)を採用
資源循環を身近に感じられる学びの環境を実現
※アレルギーテスト済み - ・床の木質化
多摩産の杉を使用して、ぬくもりのある教室に - ・木製ドアの導入
玄関から最初に皆さんをお迎えする図書室の顔を木質化 - ・お話コーナーの床断熱
冬の底冷えを防いで、物語に没頭できる環境へ
教室の暑さ対策
- ・天井断熱
屋上からの熱を防ぐ - ・木製内窓設置と、窓下断熱
機能も見た目も「エコ」を感じられる仕上げに
保育室を快適に
- ・窓・壁・床の断熱と木質化
多摩産材のぬくもりが子どもたちをやさしく包みます
さらなるご支援で
- ・太陽熱温水器など、自然エネルギーを活用する機器の導入
- ・1階トイレの改修
- ・多摩産材を用いて木のぬくもりある環境へ
目標額・募集期間
目標額
6,000万円(1教室あたりの工事費:約1000万円)
※目標金額を超えた場合は、トイレ改修などを実現できます
1口 5,000円
※口数にかかわらず、皆様からのご支援に感謝いたします
募集期間
2026年7月~2028年3月
※上記期間中に初等部へいただいたご寄付は、本事業に活用いたします。